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2018/02/04(日)

『東京スリバチ地形散歩』多摩武蔵篇出版記念「築地・新富町から始めよう、スリバチ地形散歩の冒険」

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地形に着目した街歩きブームの火付け役である『東京スリバチ地形散歩』の著者で「東京スリバチ学会」会長の皆川典久先生をお招きして街歩きツアーを開催いたします。

築地・新富町周辺の街歩き(2時間)のあと、ふげん社にて座学レクチャー(1時間半)があります。

レクチャーでは、築地・新富町の地形や歴史について、東京スリバチの楽しみ方について、12月に刊行された続編『東京スリバチ地形散歩 多摩武蔵野編』について、お話を伺います。

もちろん当日は皆川先生のご著書の販売もございます。

充実の1日になること間違いなし!ぜひご参加ください♪

★「スリバチ」とは・・・?

東京は、関東ローム層の赤土と降水量の多さという複数の条件により大地を流れる河川が侵食して、起伏の多い谷地形となりました。さらに、江戸時代から自然に即した都市形成がおこなわれたことで、埋め立てなどの大規模な土地改変がおこなわれずに江戸の地形が現代まで残りました。

上記のような理由で、起伏の多い東京は「坂の町」と呼ばれていますが、実は下って上る「対の坂」が多く、その丘と谷が織りなす微地形が都心の景観に変化と奥行きを与えています。

東京の谷は、山間部の「V字谷」とは異なる「U字状」をしており、その谷の第一印象から「スリバチ」と皆川典久先生が命名しました。2003年にランドスケープアーキテクトの石川初氏と「東京スリバチ学会」を立ち上げて、フィールドワークと記録を続けていらっしゃいます。

■開催概要

『東京スリバチ地形散歩』多摩武蔵野篇出版記念
~築地・新富町から始めよう、スリバチ地形散歩の冒険

日時:2018年2月4日(日)

※当日店舗の営業はおこないませんのでご注意ください

講師:皆川典久(東京スリバチ学会 会長)

参加費:2,000円(1ドリンク付)※要予約

定員:25名程度

スケジュール:
13:30〜 中央区役所前集合

2時間程度街歩き〜ゴールはふげん社

16:00〜 ふげん社にて座学レクチャー

17:30ころ終了予定

■ご予約方法

お電話もしくはメールで承っております。

ご予約の際は「代表者のお名前、参加人数、当日のご連絡先(電話番号)」をご連絡ください。

TEL:03-6264-3665

Mail:info@fugensha.jp

■講師プロフィール

皆川 典久(みながわ・のりひさ)

1963 年群馬県前橋市生まれ。

2003 年にGPS地上絵師の石川初氏とともに東京スリバチ学会を設立し、都内の谷地形に着目したフィールドワークと記録を続ける。2010 年に『タモリ倶楽部』に出演、2012 年に『凹凸を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩』(洋泉社)を上梓、翌年には続編を刊行。この2冊は今日の「地形ブーム」の火付け役となった。

2014年には町の魅力を発掘する手法や、誰もが参加できる取り組みが評価され「東京スリバチ学会」としてグッドデザイン賞を受賞。2015年にはNHKの人気番組「ブラタモリ仙台篇」に出演し、番組で紹介された四ツ谷用水は翌年土木遺産に認定された。

現在も地形や水に着目した町歩きを通じ、その土地固有の文化や歴史を紐解く活動を続けている。

2017年12月には多摩武蔵野スリバチ学会会長の真貝氏との共著となる『凹凸を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩多摩武蔵野編』(洋泉社)を出版した。