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2017/07/25(火) - 2017/07/29(土)

【お客様主催】木村 茂 展「蜻蜓十三種 -四倍細密の世界-」

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このたび、木村茂さんによる細密彩色画の展覧会「蜻蜓(ヤンマ)十三種  -四倍細密の世界-」を開催いたします。

「ギンヤンマ」の世界に魅せられた作家が、長年の歳月を費やし、とうとう関東とその近県に生息する13種を実物の4倍の細密画で描きあげました。

トンボは命を落とすと、生時の鮮やかな色が後退してしまいます。写真は被写界深度の制限により彼らのボディの美しさを描写するのは難しいです。標本でも写真でも再現できなかったギンヤンマのたまゆらの美しさを、ぜひご高覧下さい。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

◉開催概要

木村 茂 展「蜻蜓(ヤンマ)十三種  -四倍細密の世界-」

会期:2017年7月25日(火)~29日(土)

火-金 12時〜19時 / 土12時〜17時 / 日・月 定休日

※なお、最終日29日(土)14時〜15時半は、セミナー開催のため、喫茶スペースをご利用になれません。あらかじめご了承いただけきますようお願い申し上げます。ギャラリー展示はご自由にご覧いただけます。

会場:コミュニケーションギャラリーふげん社
〒104-0045 東京都中央区築地1-8-4 築地ガーデンビル 2F
TEL:03-6264-3665 Mail:info@fugensha.jp

 

◉すばらしいギンヤンマの細密画

日本蜻蛉学会 元 会長 枝 重夫

かつてギンヤンマは、子供たちにとって一番人気のあるトンボであった。近年、少なくなってはいるものの、池沼を飛ぶヤンマ類では最優占種に違いない。そんなところから、その顔が日本蜻蛉学会の会章に選ばれたのである。しかし命が亡くなると、美しかった複眼の色彩や透明性、体の色沢が失われてしまう。本学会会員である木村 茂氏は、生きたギンヤンマの色沢を忠実に表現しその美しさを永く残そうと、ここに科学的かつ芸術的な作品を作り上げられた。これは単なる細密画ではない。例えば羽の黒い網目模様(翅脈)はトンボの種類によって決まっているので、網目をただ細かく描いてあるのではなく、その走行まで実物通りに再現している。複眼の輝き具合などもすばらしい。

 

◉木村 茂 プロフィール

1938年 福岡県小倉市に生まれる

1963年 武蔵野美術学校日本画科卒業

版下作成に従事し今日に至る

1993年 蜻蛉の研究をはじめる

日本蜻蛉学会 東京トンボ研究会

蜻蛉研究会(大阪) 関西トンボ研究会

社団法人トンボと自然を考える会会員

研究テーマ:生態・形態学