2016/07/08(金) 小川康『チベット、薬草の旅』刊行記念イベント〜国内唯一のチベット医が誘う、薬草の世界〜 終了しました Event 「草を楽しむと書いて「薬」という漢字ができました。 まずは草からはじめませんか? 日本でたったひとりのチベット医「アムチ」であり、長野県上田にて「森のくすり塾」を主宰している、小川康さんの著書『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)刊行記念トークショーを開催いたします。 本著は、「草木と人々は、「薬」「くすり」というキーワードをとおして、どう楽しみ、どう関わっていけるのか」というテーマで、チベット仏画絵師しろのゆみさん書き下ろしのやわらかなタッチの挿絵とともに、ヒマラヤの薬草たちを紹介していきます。 化学薬品が生まれる前の、前近代社会では、どの国でも薬草を用い、人間の五感と経験に基づいた治療をしていました。 チベット医学は、現在の医療の出発点、治療の原始とも言えます。 小川さんは、薬草ひとつから、歴史、森、社会、化学、くすり、染織、いろいろな世界へと広がり、つながるための、新しい薬教育学を提案しています。 小川さんのお話は、「薬草」というキーワードから、より広い世界へとつながるためのヒントをあたえてくれることでしょう。小川さんと、参加者のみなさまとの対話から、どのような空間が生まれていくか、楽しみです。 金曜夜の開催。ぜひご参加下さい。 著書紹介: 文 小川康 発行 森のくすり出版 表紙・挿絵 しろの ゆみ(チベット仏画絵師) 編集協力 久島玲子(薫風堂) 装幀 知公弓子 定価 本体1600円 + 税 (1728円) ふげん社にて販売中。トークイベント会場でも販売いたします。 講師紹介: 小川 康 (おがわ・やすし) 1970年富山県出身。薬剤師。東北大学薬学部卒。 卒論のテーマは「キラルな複素環化合物の合成研究」。 1992年に卒業後、北海道留寿都農業高校で理科の講師、佐渡島羽茂自然学園で小中学生の指導員、黒姫和漢薬研究所で薬草茶の研究開発に携わる。 1997年、長野県で新規就農し薬草(当帰)栽培に取り組みつつ農閑期はドラッグストアで働く。 1999年、インド・ダラムサラに渡りチベット語の学習に取り組み、2001年、メンツィカン(チベット医学・暦法大学)に合格。チベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。チベット医(アムチ)となる。 2009年、チベット社会からチベット医として認められて帰国。信州、上田市に「森のくすり塾」を設立(2014年に「チベット医学・薬草研修センター」より改称)。 2013年4月より早稲田大学・文学学術院・国際教育学修士課程に進学。2015年3月に修士論文『薬教育に関する総合的研究』を提出し卒業。 開催概要 日程:7月8日(金)19時〜(18時半開場) 講師:小川 康 会場:コミュニケーションギャラリーふげん社 〒104-0045 東京都中央区築地1-8-4 築地ガーデンビル 2F TEL:03-6264-3665 Mail:info@fugensha.jp 参加費:1,500円(ドリンク付き) ご予約方法: 店頭、電話、メールにて承ります。 「代表者のお名前」、「ご参加人数」、「当日の連絡先(電話番号)」をご明記の上下記のメールアドレス宛にお送りください。 お電話でも受け付けております。 Mail:info@fugensha.jp TEL:03-6264-3665