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2020/12/19(土)

今井壽惠展レクチャー
「幻想と現実の狭間でーー1950〜60年代の女性写真家」
講師:飯沢耕太郎(写真評論家)

終了しました
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ふげん社で2020年12月3日〜27日に開催する写真展「今井壽惠の世界」 第一部 初期前衛作品「魂の詩1956-1974」の関連イベントです。

近年、戦後に活躍した女性写真家を再評価する動きが高まっています。

写真評論家・飯沢耕太郎さんを講師にお招きして、今井壽惠と同時代に活躍した岡上淑子、山沢栄子、常盤とよ子、清宮由美子の仕事を概観するとともに、今井作品の魅力を解き明かします。

■開催概要

レクチャー「幻想と現実の狭間でーー1950〜60年代の女性写真家」

講師:飯沢耕太郎(写真評論家)

日程:12月19日(土)14:00〜

参加費: 1000円(ご予約制)

ご予約先→MAIL event@fugensha.jp TEL 03-6264-3665

※清里フォトアートミュージアム制作の今井壽惠関連図録を先着20名の方に進呈いたします。

※同時ライブ配信あり

■レクチャー内でご紹介する写真集

岡上淑子『はるかな旅』(河出書房新社、2015)

1928年高知生まれ。瀧口修造に見出されたフォト・コラージュ作家。昨年の東京都庭園美術館の個展も記憶に新しい。今井壽惠と文化学院の同窓生!

清宮由美子『日本のどこかに』(鏡浦書房、1961)

1934年東京生まれ。「皇室写真家」と名を馳せた清宮が60年代前後の東京江東区深川高橋のドヤ街を撮影したドキュメンタリー。

常盤とよ子『危険な毒花』(三笠書房、1957)

1928年横浜生まれ。赤線地帯の女性たちを同性ならではの視点から取材した。

山沢栄子『WHAT I AM DOING』(赤々舎、2019)

1899年大阪生まれ。当初は主にポートレートの仕事をしていましたが、晩年には抽象絵画のような写真作品を制作。昨年、東京都写真美術館で個展を開催。

今井寿惠『馬に魅せられてー40年の軌跡』(清里フォトアートミュージアム、2002)

1931年東京生まれ。1956年に初個展。リアリズム写真の時代に、詩や文学の世界を写真で表現した。生死を彷徨った交通事故後は、競走馬の撮影をライフワークとした。

『PHOTOGRAPHS IN JAPAN 1955~65』(山口県立美術館、1991)

写真家集団「VIVO」結成のきっかけとなった写真展「10人の眼」(1957-59)とそれに続く「NON」展(1962)に参加した11人の作家にフォーカスした展覧会の図録。常盤とよ子、今井壽惠が紹介されている。

 

■講師プロフィール

飯沢耕太郎

写真評論家。きのこ文学研究家。1954年、宮城県生まれ。1977年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。主な著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書1996)、『デジグラフィ』(中央公論新社 2004)、『きのこ文学大全』(平凡社新書 2008)、『写真的思考』(河出ブックス 2009)、『キーワードで読む現代日本写真』(フィルムアート社 2017)、『きのこ文学ワンダーランド』(DU BOOKS 2013)などがある。

 

■FUGENSHA magazine 創刊(2020年12月19日 発売)

FUGENSHA magazine No.0 今井壽惠の世界

ふげん社の活動を、雑誌を通じて発信する新たな媒体
FUGENSHA magazineがスタートします。
創刊0号ではディスカバリー・シリーズの第一回として展覧会を構成する、写真家・今井壽惠の知られざる世界を特集。展示作品を全55点収録。写真家たちの現在に着目し、2020年6月に開催した「コロナの春」を誌上再録します。

編集 池谷修一
デザイン 宮添浩司
発行所 ふげん社(2020.12.21発行)
1800円(税別)

12月19日(土)からふげん社店頭で販売します。

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