2019/11/19(火) - 2019/12/07(土) Ryu Ika 写真展「いのちを授けるならば」 終了しました Exhibition © Ryu Ika このたび、2019 年11 月19 日(火)〜12 月7 日(土)まで、第21 回写真「1_WALL」にてグランプリを受賞したRyu Ika による日本初個展「いのちを授けるならば」をコミュニケーションギャラリーふげん社にて開催いたします。 Ryu Ika は、中国内モンゴル生まれ、現在武蔵野美術大学に在学中の写真家です。昨年から1 年間パリ国立高等美術学校に協定留学し、帰国後に、銀座ガーディアン・ガーデンにて開催された第21 回写真「1_WALL」にて、グランプリを受賞しました。 故郷の内モンゴル、日本、パリ、エジプトなど、世界各地でRyu が撮影したスナップショットは、高度に発達した現代社会によって覆い隠された人間の欲望や、得体の知れない本性を暴き出す力強さがあります。 日本初個展となる本展は、「1_WALL」グランプリ受賞作とは異なるテーマの新作を展示します。 とある友人の「自分の身体は自分のものではなく、海からの漂着物かもしれない」という言葉から着想した、海辺の物語を具現化した作品です。 そこに立ち現れるイメージは、私たちが共通して持っているであろう古代の記憶や、神話に繋がるような世界です。 最終日12月7日は、写真評論家・飯沢耕太郎さんをお招きしてトークショーを開催します。 © Ryu Ika ©Ryu Ika ©Ryu Ika ©Ryu Ika ■開催概要 Ryu Ika 写真展「いのちを授けるならば」 2019 年11 月19 日(火)〜12 月7 日(土) 火〜金 12:00〜19:00 土 12:00〜17:00 休廊日:日・月 会場:コミュニケーションギャラリーふげん社 〒104-0045 東京都中央区築地1-8-4 築地ガーデンビル 2F TEL:03-6264-3665 MAIL:info@fugensha.jp イベント: 12月7日(土)14:00〜15:30 ギャラリートーク 飯沢耕太郎(写真評論家)x RyuIka ご予約制、参加費:1,500円(学割500円※受付で学生証をご提示ください) 15:30〜17:00 クロージングパーティ ※トークのご予約は電話とメールで受付いたします。 03-6264-3665 event@fugensha.jp ■ステートメント いのちを授けるならば ある友達が、「自分の体を自分のものと感じていない。本当の自分は海から来ていて、波に乗ってバラバラになって海辺にたどり着く。海に行くたびに波を眺める。波に巻き込まれ、海辺に漂着してくるものに注目してしまう。そこに現れた木、貝、ビニール袋の中に、自分の体が存在しているかもしれない」と言っていた。 その話を聞いて、私は彼女の誕生日に海辺へ行き、彼女を撮影した。その時は何にも考えていなかったが、家に戻り撮った写真を見ながら私は思った。彼女が言うように、人類が海から来たのだとしたら、海が人を産んだことになるのではないか…? もちろん地球の歴史を遡れば、すべての生物の源は海である。でも今この時代に生きる私は、その果てしなく長いプロセスは考えも及ばない。何かが誕生するとしたら、一番身近な、人間の母親が子供を産む姿しか浮かべることができなかった。 もし海が人間を産むとしたら、どのような過程なのか?人類の母親が子供を産む時と同じなのか?羊膜が破れて羊水が出てくるのか?産んでいる最中の海も人間のように苦しむのか…? そのようなことを想像しながら、社会人、学生、外国人、日本人、男と女など、様々な背景をもつ友人たちを何度も海辺に連れていき撮影した。 自分の中から生まれ出てきた海辺の物語を、言葉ではなく写真という感覚的な媒体を用いて作り上げた。 Ryu Ika ■プロフィール Ryu Ika 劉 怡嘉 中国内モンゴル生まれ 武蔵野美術大学映像学科4 年在学中 2018.9~2019.6 パリ国立高等美術学校へ協定留学 2019 年 第21 回写真「1_WALL」グランプリ T3 Photo Festival Tokyo 2020 Pre-Event ベストポートフォリオ賞 受賞歴 2018.02 第18 回写真1-WALL 審査員奨励賞受賞(審査員 姫野希美氏) 2018.08 清里フォトアートミュージアムヤングポートフォリオで6 枚収蔵 展示 2018.06 自作のジン『腸』上海アートブックフェア出展 2018.06 武蔵野美術大学映像学科 4 年オープンキャンパス展 2017.10 武蔵野美術大学映像学科進級展 2017.03 上海日中交流写真展「東一時間」 2019.06 個展「Puzzle Mapping」Galerie AMAC Projects,Paris