2021/06/17(木) - 2021/07/11(日) GOTO AKI 写真展「event horizon – 事象の地平線 – 」 終了しました Exhibition ©︎GOTO AKI このたび 2021 年 6 月 17 日(木)から 7 月 11 日(日)まで、GOTO AKI 写真展「event horizon – 事象の地平線 – 」をコミュニケーションギャラリーふげん社にて開催いたします。 GOTO AKI は神奈川県川崎市生まれ、東京在住の写真家です。1995 年上智大学経済学部経営学科を卒業し、総合商社丸紅に勤務。1999 年に東京綜合写真専門学校へ入学し、写真家の道に進みます。1993 年の世界一周の旅を経て身体に刻まれた地球のスケール感を頼りに、国内の風景を撮影対象として、具象と抽象の狭間を揺れ動きながら地球の胎動を二次元に落とし込む新しい風景写真の地平を『terra』(赤々舎、2019)で確立し、2020 年に日本写真協会新人賞を受賞しました。 本展では、『terra』で確立された手法を踏襲しながら、さらに被写体の内側へと踏み込んで風景を解体していくと同時に、撮影者である自身や鑑賞者の内面へと誘う、アーカイバル・ピグメントプリント 13 点を展示いたします。 GOTO は「自然は、もともと名前はなく、人間が期待するような意味もない」「風景を撮影するときに情緒はいらない」と言うように、自然風景への安易な意味づけを避け、人間のものさしでは計れない地球という存在の根源的要素を、写真という平面に翻訳していきます。その外部へ注がれた視線は、当然の如く、自然の一部である自分自身へも向かいました。外側にある風景と、自己の内奥に潜む小宇宙が呼応する地平から立ち上がる美しいコンポジションは、視覚の揺らぎを生み出し、常に変容し続ける生命を表現すると同時に、鑑賞者の内省的な視線をも促します。 長距離の移動が制限され、非身体性のコミュニケーションが隆盛する昨今ですが、GOTO AKI の眼差しが捉えた人間の外側と内側にある自然が呼応する場所から、視覚が導く豊かな生命と宇宙の旅へ、あなたも出かけてみませんか。 ©︎GOTO AKI ©︎GOTO AKI ©︎GOTO AKI ■開催概要 GOTO AKI 写真展「event horizon – 事象の地平線 -」 2021 年 6 月 17 日(木)〜7 月 11 日(日) 火〜金 12:00〜19:00 土・日 12:00〜18:00 休廊:月曜日 会場:コミュニケーションギャラリーふげん社 〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12 TEL:03-6264-3665 MAIL:info@fugensha.jp https://fugensha.jp ■イベント 6月19日(土)14:30〜16:00 ギャラリートーク GOTO AKI × 佐藤信太郎(写真家) 写真家の佐藤信太郎さんをゲストに迎え、トークイベントを開催いたします。「非常階段東京」(2019、青幻舎)「東京|天空樹」(2012、青幻舎)など都市風景写真で知られる佐藤さんですが、埋立地を大型カメラで撮影した学生時代の作品「Geography」(2019、ふげん社)が原点にある通り、平面性の探求とそこから生まれる視覚の揺らぎへの興味が根源にあります。自然と都市という対称的な被写体ではありますが、志向が重なる二人のトークセッションをお楽しみください。 参加チケット(会場・オンライン):1,000円 ふげん社オンラインストアからチケットをご購入ください。 https://fugensha-shop.stores.jp/ 詳細はこちら ■作家プロフィール GOTO AKI 1972 年川崎市生まれ。東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科・上智大学経済学部 経営学科卒業。1993~94 年の世界一周の旅から今日まで 56 カ国を巡る。丸紅勤務後、写真家の道へ。現在、日本の風景をモチーフに地球原初の姿を捉える創作を続ける。 作品「terra」(写真集 赤々舎 2019・写真展 キヤノンギャラリーS 2019)にて、2020 年日本写真協会賞新人賞受賞。武蔵野美術大学造形構想学部映像学科・日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。