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2025/05/24(土)

ふげん社ポートフォリオレビュー 2025
レビュアー 金川晋吾

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このたびふげん社は、2025年5月24日(土)に「ふげん社ポートフォリオレビュー2025」第4回を、写真家・金川晋吾さんをレビュアーにお招きして開催いたします。

金川晋吾さんは、家族という身近な他者を被写体にした『father』や『長い間』、長崎の平和祈念像や自身の信仰等々について扱った『祈り/長崎』、婚姻や血縁関係に依らない共同生活を実践し記録した『明るくていい部屋』など、写真とことばを通して、他者と対話し、その存在を探求している作家です。2024年には、第40回写真の町東川賞新人作家賞を受賞されています。

「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」(東京都写真美術館)をはじめとする多数の個展・グループ展への出品や、写真集・著書の刊行、文芸誌『文學界』での連載、日記ワークショップのファシリテーターを務めるなど、ジャンルを横断する近年の精力的な取り組み目は見張るものがあり、その活動が注目される写真家の一人です。

写真にできることとできないこと、言葉で補えるものや掬い取れないものなど、それぞれのメディアのあり方を考え、また他者と丁寧に関係を構築し、作品を紡いでいく作家の姿勢からは、たくさんの学びがあると思います。

「ふげん社ポートフォリオレビュー」とは

写真表現のプロフェッショナルと、一対一の対面で、直接自分の作品にアドバイスをいただける貴重な機会です。

現在制作に取り組んでいる作品や、写真展を控えている、写真集にしたい作品などを、ぜひご持参ください。

また、他の参加者の作品に対する講師のコメントを聞くことも大きな学びになりますので、見学者も歓迎いたします。

写真界の第一人者との出会いの場を、ぜひ今後の作家活動にお役立ていただければ幸いです。

作品ジャンル・撮影対象や、プロ、アマチュアなど経歴は問いませんので、ぜひお気軽にご参加ください。

なお、ふげん社が主催する写真集出版のコンペ、「ふげん社写真賞」の第5回作品募集を2025年6月1日〜8月31日の期間行います。ご応募を検討されている方も、ぜひご参加くださいませ。(応募要項は以下のバナーをクリック)

■開催概要

ふげん社ポートフォリオレビュー 2025

第4回 レビュアー:金川晋吾

日程:2025年5月24日(土)13:00~16:30

レビュー終了後、アフターティーパーティ1時間あり(ワンドリンク付)

会場:ふげん社
〒153-0064 東京都目黒区下目黒 5-3-12

参加費:5,000円(定員8名)

見学料 2,000円(定員5名)※レビューを受けず、見学のみの方

前払い制。お申し込み方法は下記をご覧ください。

 

■レビュー形式

プリントをテーブルの上に並べる形式で作品を拝見します。

時間:一人あたりの時間は15分
ご持参いただく作品の形式:サイズ 2L以上のプリント20枚〜100枚程度。

会場には、横につなげた2つのテーブル(サイズ:1800×900mm、1500×800mm)をご用意しています。

※完璧なポートフォリオをご用意する必要はもちろんございません。お持ちいただくプリントの枚数はできるだけ多い方が、レビュアーから多くのヒントをいただけると思います。

※参加いただく皆様のそれぞれの課題や目標に寄り添ったレビューにしますので、まだ見せる段階に達していないのではないか、他の人とのレベルの差が気になる、という心配はご無用です。

 

■お申し込み方法

ふげん社オンラインストアからチケットをご購入ください。

◉参加者チケットのご購入はこちら

◉見学者チケットのご購入はこちら

・キャンセルされる場合は、開催日の1週間前までにふげん社にご連絡ください。それ以降のキャンセルにつきましては、ご返金致しかねますので、あらかじめご了承ください。

・もしふげん社オンラインストアからチケットを購入していただくことが難しい場合は、銀行振込などで対応させていただくことも可能です。お気軽にふげん社(TEL:03-6264-3665 Mail:fugensha.store@gmail.com)までご連絡ください。

 

■レビュアー プロフィール

金川晋吾 Shingo Kanagawa

写真家。1981年京都府生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、2024年『祈り/長崎』(書肆九十九)、『明るくていい部屋』(ふげん社)刊行。近年の主な展覧会として、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館、2024年「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO NEW JAPANESE PHOTOGRAPHY 1974→2024」正栄ビル、「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」東京都写真美術館、「つくりかけラボ16 知らないうちにはじまっていて、いつ終わるのかわからない」千葉市美術館 、2025年「ある日」座間市役所など。

 

■レビュアー関連書

雑誌『写真』(Sha Shin Magazine)vol.7(ふげん社、2025)

新連載「金川晋吾の、あの人に会いたい」第一回ゲスト:末井昭

¥2,970 税込

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金川晋吾『明るくていい部屋』(ふげん社、2024)

¥4,290 税込

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雑誌『写真』(Sha Shin Magazine)

vol.5「フェイス/Faces」(ふげん社、2024)

¥2,970 税込

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FUGENSHA magazine No.1

ふげん社開業10周年記念特集「集まれば、楽しい」(ふげん社、2024)

うつゆみこさんとの対談を収録

¥2,200 税込

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金川晋吾『祈り/長崎』(書肆九十九、2024)

¥2,970 税込

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金川晋吾『長い間』(ナナルイ、2023)

¥4,950 税込

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金川晋吾『いなくなっていない父』(晶文社、2023)

¥1,870 税込

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川井操、金川晋吾『喫茶スイス1972-2022』(あしがる出版、2024)

¥3,520 税込

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太田靖久、金川晋吾『犬たちの状態』(フィルムアート社、2021)

¥1,980 税込

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