2018/07/10(火) - 2018/07/21(土) 鼻﨑裕介 写真集刊行記念展「City Lights」 終了しました Exhibition このたび、鼻﨑裕介の1st写真集『City Lights』を、7月10日に刊行いたします。発売にあわせ、刊行記念写真展を7/10(火)〜21日(土)に開催いたします。 会期中には、写真集にあとがきを執筆いただいた写真家の中藤毅彦さんをゲストにお招きして、ギャラリートークを開催いたします。 台東区 上野 2014年 鼻﨑さんは東京ビジュアルアーツ出身の1982年生まれの写真家で、現在はギャラリー・ニエプスに所属しています。関西のご出身ですが、現在は東京に住まい、活動されています。 『City Lights』は、東京と大阪の二大都市の近年のスナップを二章だてでまとめたものです。 鼻﨑さんは「今度こそは一度も訪れたことの無い街に出掛けてみようと地図をなぞりイメージを膨らましてはみるものの、結局は見慣れた街の中をカメラ片手にぶらぶら歩きまわり適当な時間に切り上げて帰る、という日々の繰り返しだ」と語ります。 よく見知った街をあてどなく歩き、淡々とシャッターを切る鼻﨑さんの歩く速度と街との距離感が、写真から心地よく伝わってきます。 都市やそこに生きる人々を肯定するかのように、等しく降り注ぐ光が印象的です。 中藤さん曰く「現代におけるコンポラ写真の担い手」である鼻﨑さんの作品を、この機会にぜひご覧ください。 みなさまのご来場を心よりお待ちしております。 中央区 難波千日前 2013年 渋谷区 道玄坂 2014年 西成区 太子 2016年 ■開催概要 鼻﨑裕介 写真集刊行記念展「City Lights」 会期: 2018年7月10日(火)〜21日(土) 火-金 12時〜19時 / 土12時〜17時 / 日・月・祝 定休日 会場: コミュニケーションギャラリーふげん社 〒104-0045 東京都中央区築地1-8-4 築地ガーデンビル 2F TEL:03-6264-3665 Mail:info@fugensha.jp ■作家プロフィール 鼻﨑 裕介 Yusuke Hanazaki 1982年 和歌山県生まれ 2007年 東京ビジュアルアーツ写真学科卒業 2011年 ギャラリーニエプスに参加 ■刊行情報 鼻﨑裕介写真集『City Lights』 100頁 A4変型 並製本 著者:鼻﨑 裕介 テキスト:中藤 毅彦 デザイン:伊野 耕一 印刷:渡辺美術印刷株式会社 ISBN:978-4-908955-05-1 発行:ふげん社 3,600円(税別) 7月10日(火)発売 それでもいまだ飽きることなくシャッターを切り続けるのはやはり目まぐるしく変化する都市が独特の魅力を放っているからだろう。 そしてその巨大な都市のうねりの中に漂う時代の微熱は、いわば細く尖った縫針となり、今という真っ白な糸で過去と未来とを常に紡ぎ合わせ、 果てしない歴史の旗を編み続けているのではないだろうか。 カメラのファインダーを通して小さな針穴を覗き込むのがたまらなく面白いのだ。 とにかくこれからも足の向くまま歩み続けようと思う。 鼻﨑 裕介・収録テキストより 鼻崎裕介という、まだ若い写真家が今後もこうした作風で撮り続けて行くのか、或いは全く異なる方向に進んで行くのか、今はまだ未知数である。 しかし、かつてのコンポラ写真が今そうなった様に、彼の最初の写真集であるこの本はこれから10年、20年、数十年と時間を経た時に、 平成の終わりというこの時代に、東京と大阪という全く異なる二大都市に漂う虚無と光をリアルに封じ込めた一冊として高く評価されるだろう。 中藤毅彦(写真家 ギャラリー•ニエプス代表)・収録テキストより ■イベント ・中藤 毅彦×鼻﨑 裕介トークショー + パーティ 7月14日(土) 14時〜 参加費800円(ドリンク付)※要予約 鼻﨑さんが所属する「ギャラリー・ニエプス」を主宰する中藤毅彦さんをゲストにお招きしてトークショーを開催いたします。 中藤さんは、この写真集のあとがきをご執筆くださっています。 都市という同じ舞台で作品制作をするお二人のスナップ談義にご期待ください。 トークショーのあと、16時ごろからパーティを開催いたします。 予約方法: 電話とメールで承っております。 メールをお送りいただく際はタイトルを「鼻﨑トーク」、本文に「代表者のお名前、参加人数、当日のご連絡先(電話番号)」をご明記ください。 TEL:03-6264-3665 Mail:event@fugensha.jp