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【受賞】藤岡亜弥が「第39回写真の町東川賞 新人作家賞」を受賞

2023.05.11

藤岡亜弥「花のゆくえ」(2021,ふげん社)

このたび、藤岡亜弥さんが「第39回写真の町東川賞 新人作家賞」を受賞されました。

受賞理由は、「展覧会「New Stories ニュー・ストーリーズ」(奈良市写真美術館、2022年)、「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」(金沢21世紀美術館、2021年)ほか、近年の多様な活動に対して」。

2021年にふげん社の個展で発表した「花のゆくえ」も受賞対象となっています。

授賞式をはじめとして様々な写真関連イベントが行われる「第39回東川町国際写真フェスティバル」は、7月29・30日に開催されます。受賞記念展覧会は、7月29日からです。

藤岡さん、誠におめでとうございます!

 

作家の言葉

プラプラするのが好きで、何かを決定していくのが苦手で、撮った写真をもったいぶって見ずに置いておく癖があります。コロナ禍のここ数年は、放っておいたそれらを今こそ清算しようと、古いネガと格闘しました。そして写真に映るあの頃の自分の無意識を探すことに夢中になりました。

子供や花など、なぜか気になってずっと撮っているものがいくつかあります。そんな自分でもよくわからない執着を集めてみることで、どうして自分が写真を撮るのか、自分は何なのか、不意に分かるかもしれない。そんな思いの中で生まれた「NewStories」や「花のゆくえ」、「城の物語」は、これまで自分が組み立てた物語を解体して、新しい軸で編み直してみる試みでした。

古いネガを見ながら過去を散歩していると、自分がずっと学生の気分のまま写真をやってきてしまったんだと気づき、ため息をついておりました。そんなところに、思いもよらず東川賞新人賞の知らせをいただき、背筋が伸びる思いでした。私の写真はいつも振り返ってばかりで、生産性を疑いますが、見てくれる人がいることで次に進めます。なんといっても、賞をいただいてあの夏の東川に行けると思うと本当にうれしいです。ありがとうございました。

藤岡亜弥

 

■第39回写真の町東川賞 受賞者

海外作家賞:アストリッド・ヤーンセン

国内作家賞:原 美樹子

新人作家賞:藤岡亜弥

特別作家賞:石川直樹

飛彈野数右衛門賞:広田尚敬

■第39回審査会委員

安  珠[あんじゅ]写真家

上野 修[うえの・おさむ]写真評論家

神山亮子[かみやま・りょうこ]学芸員、戦後日本美術史研究

北野 謙[きたの·けん]写真家

倉石信乃[くらいし·しの]詩人・写真評論

柴崎友香[しばさき・ともか]小説家

丹羽晴美[にわ·はるみ]学芸員・写真論

原 耕一[はら・こういち]アートディレクター

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