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2017/04/07(金)

【水原紫苑の歌舞伎ゆめがたり(第10回)】観世能楽堂開場記念セミナー「能の夢、歌舞伎の夢」

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歌人の水原紫苑さんをお招きして、隔月で開催してまいりました歌舞伎セミナー「水原紫苑の歌舞伎ゆめがたり」。第10回目となる今回は、4月下旬に銀座の松坂屋跡地に誕生する複合施設「GINZA SIX」に移転オープン予定の観世能楽堂開場記念と銘打ち、5月13日(土)14時から能楽セミナー「能の夢、歌舞伎の夢」を開催いたします。

●初の“能楽”セミナー!その内容は?

本セミナーでは観世能楽堂開場記念公演の番組をいくつか取り上げます。まずは、「翁(おきな)」を題材に能楽を観劇するための基礎知識の解説。「土蜘蛛」「道成寺」といった歌舞伎にもなっている演目を解説していきながら、能楽と歌舞伎という二つの伝統芸能を比較してお話していただきます。

また、歌舞伎セミナーでも好評の、名演DVDの上映もございます。映像を見ながらの解説は、能楽に馴染みのない方にもお楽しみいただけるかと思います。

●講師の水原紫苑さんとお能の関係・・・?

講師は、「歌舞伎セミナー」でおなじみの、歌人の水原紫苑さん。自らも謡曲と仕舞を20年お稽古された経験をもち、毎月能楽を観劇されていらっしゃいます。

紫苑さんは、ティーンの頃から歌舞伎を観劇されていたそうですが、能楽については20代後半となってから短歌の勉強を兼ねて観劇するようになりました。紫苑さんにとって、能楽とは長らく「歌の方法論」であったそうです。紫苑さん曰く、歌舞伎は「向こうからやってきた」もので、お能は「自ら意識して近づいた」ものとのこと。紫苑さんの人生に寄り添ってきた「能楽」と「歌舞伎」、この二つの伝統芸能について語っていただきます。

●初心者大歓迎!

歌舞伎はよく観劇するけれども、能楽は今まで敬遠してきてしまったという方、一度見たけれども理解できなかったという方、日本の伝統芸能についてより深く知りたい方など、能楽初心者の方々にとって、当講座が能楽の世界への入り口となりましたら幸いです。

よく能楽を観劇されているという方も、歌人水原紫苑さんの視点から、新しい能楽の世界をのぞいてみませんか?

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

 

開催概要

日程:5月13日(土)14時〜15時半

講師:水原 紫苑(歌人)

会場:コミュニケーションギャラリーふげん社
〒104-0045 東京都中央区築地1-8-4 築地ガーデンビル 2F

参加費:1,500円(ドリンク付き)

 

お品書き

<演目解説>

観世能楽堂記念公演より

「翁」・・・能楽の基礎知識の解説

「土蜘蛛」、「道成寺」・・・歌舞伎と比較して解説

<名演DVD>

道成寺

<おまけ>

4月歌舞伎座の劇評、5月歌舞伎座の見所など

 

観世能楽堂開場記念特装「謡本」 特別販売 決定!(5.2更新)

この度、江戸時代から300年以上続く謡本の版元「檜書店」さんのご好意により、観世能楽堂開場記念に出版された特装謡本を、セミナー会場にて特別販売させていただけることになりました。

「謡本(うたいぼん)」とは、お能の脚本で、セリフに節をつけた、お稽古用の譜面のことです。特装版を出版するのは、実に昭和初期ぶりだとか。赤と青の地に、金の鶴と亀があしらわれた、素敵な和装本です。

今回紫苑さんに解説いただく「道成寺」や「土蜘蛛」が収録された謡本を販売いたします。この機会にぜひお求めください♪

観世能楽堂開場記念 特製謡本
二十六世観世宗家 観世清和 訂正著
税込定価3,801円(本体3,519円+税)

〈神歌・鶴亀・高砂〉(赤) 

〈吉野天人・道成寺〉(青) ←版元品切れにつきお取り扱いがなくりました。ご了承ください。(5/11現在)

〈高砂・土蜘蛛〉(青)

※値段はすべて同じです。

ご予約方法

お電話、メールにて承ります。

代表者のお名前、ご参加人数、当日の連絡先(電話番号)をご明記の上お送りください。

TEL:03-6264-3665
Mail:info@fugensha.jp

講師プロフィール

水原紫苑 (みずはら・しおん)

1959年、横浜生まれ。早稲田大学大学院仏文専攻修士課程修了。
春日井建に師事。歌集に『びあんか』(現代歌人協会賞)『客人(まらうど)』(駿河梅花文学大賞)『あかるたへ』(若山牧水賞、山本健吉文学賞)など。最新歌集に『光儀(すがた)』。
ほかに評論『桜は本当に美しいのか』、短編小説集『生き肌断ち』、伝記小説『あくがれーわが和泉式部』など。

日本の古典芸能に造詣が深く、自らも謡曲・仕舞の稽古経験あり。NHK Eテレ「にっぽんの芸能」にコメンテーターとしてたびたび出演する。