2017/11/07(火) - 2017/11/18(土) 『東京の編集者』重版記念展「山高登が愛した昭和の東京」 終了しました Exhibition このたび『東京の編集者』(夏葉社)の重版出来を記念して、展覧会「山高登が愛した昭和の東京」を開催いたします。 山高登さんは1926年生まれの木版画家です。懐かしい昭和の風景を、鮮やかな多色刷りの美しい木版画で残されています。 40代で木版画家として独立されるまでは、新潮社の文芸編集者として内田百閒、志賀直哉などの担当をしながら、本を作られていました。 山高さんの編集者時代に焦点をあてた『東京の編集者』という一冊の本が、今年の4月に夏葉社から出版されました。 一人出版社である夏葉社の島田潤一郎さんが、御年91歳になられる山高さんから、編集者時代のお話しを聞き書きされました。 『東京の編集者』(夏葉社) 戦後の本作りの生き生きとしたエピソードもさることながら、版画制作のために昭和30年代より撮影されていたという、当時のひとびとの暮らしを活写したモノクロ写真が素晴らしく、刊行後、静かな話題となりました。 当展覧会では、昭和の東京を舞台にした山高さんの版画作品と写真を展示いたします。 本郷森川町 1974年9月14日 会場が築地であることにちなみ、中央区(佃、築地)を描いた作品をはじめ、千住や玉の井の赤線街(売春が行われていた地域の俗称)、本郷、恵比寿、谷中、浅草・・・などを舞台にした作品を展示します。作品制作の資料となった写真の対比もあわせてお楽しみください。 版画作品や、『東京の編集者』(夏葉社)、『東京昭和百景 山高登木版画集』(シーズ・プランニング)の販売もいたします。ぜひこの機会に御求めください。 二度目の東京オリンピックを2020年に控えたいま、山高さんの作品をとおして、前回のオリンピックが開催された昭和の時代へ思いを馳せてみませんか? 新大橋秋灯(1983) 新大橋(中央区、昭和28年) ■開催概要 『東京の編集者』重版記念展「山高登が愛した昭和の東京」 会期: 2017年11月7日(火)~18日(土) 火-金 12時〜19時 / 土 12時〜17時 / 日・月 休廊 会場: コミュニケーションギャラリーふげん社 〒104-0045 東京都中央区築地1-8-4 築地ガーデンビル 2F TEL:03-6264-3665 MAIL:info@fugensha.jp ■作家プロフィール 山高 登 (やまたか・のぼる) 大正15年東京生まれ。 昭和22年に新潮社に入社。30年ごろより独学で木版画の制作をはじめる。 昭和53年、新潮社を退社し、木版画の創作活動に専念する。 著書に『東京の居心地 画かきの旅』(本阿弥書店・平成8年)、作品集に『東京昭和百景 山高登木版画集』(シーズ・プランニング・26年)などがある。 ■イベント 11月10日(金)築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会 第三回 このたび「築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会 第三回」を、11月10日(金)夜7時から 開催いたします。 「築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会」は、隔月で開催している浪曲会です。 今回は江戸の吉原が舞台となった「怪談浪曲 小夜衣草紙」を含む二席を披露していただきます。 日時:11月10日(金)19時〜 (18時半開場) 出演者:東家 一太郎(浪曲師) 、東家美(曲師) 参加費:1,500円(ドリンク付) ※ふげん社宛お電話またはメールにてお申し込みください。 電話:03-6264- 3665 メール:info@fugensha.jp