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2019/05/07(火) - 2019/05/18(土)

Papyrus第1期生デジタル写真ワークショップ修了展 “Protocol”

終了しました
  • Exhibition

 

このたび、「デジタルラボ Papyrus」写真ワークショップ第 1 期生の修了展“Protocol” を 2019年5月7 日(火)〜18日(土)にふげん社で開催いたします。

「デジタルラボ Papyrus」は、写真表現と印刷の未来を担う実験場として、2018 年夏に ふげん社の上階にオープンいたました。 本展は、Papyrus のメイン講座である「デジタル写真ワークショップ」を修了した 8 名の受講生によるグループ写真展です。講師の写真家・新納翔のもと、デジタル写真を作品 に昇華するための Photoshop 技術を約半年間学んでまいりました。本講座はふげん社で生 まれ今年で 3 年目ですが、出展する 8 名は、Papyrusで修了した第 1 期生となります。

Papyrusの歴史の“一枚目”を飾る 8 名の力作をぜひご覧ください。

※ 古代エジプトで発明された紙「Papyrus(パピルス)」で作られた巻物の 1 枚目のことを“protokollon”といい、 “protocol”という言葉になって現在も使われています。

 

■開催概要

Papyrus第1期生デジタル写真ワークショップ修了展 Protocol

【前期】

2019 年 5 月 7 日(火)〜11 日(土)

池田知弘、大橋由直、田上周治、柳沢武志

【後期】

2019 年 5 月 14 日(火)〜18 日(土)

勝谷雄一、上村俊貴、齊藤智子、福浦秀一

 

営業時間:

火〜金 12:00〜19:00

土 12:00〜17:00

日・月 休廊

 

会場:コミュニケーションギャラリーふげん社

〒104-0045 東京都中央区築地 1-8-4 築地ガーデンビル 2F

TEL:03-6264-3665 MAIL:info@fugensha.jp

 

■作品タイトル・コメント

【前期】

池田知弘「誰かに似た人」

意識的に記憶にとどめることが出来ないすれ違う人との関係と、そのことを確認する試みについて、通行人シリーズから2作品を発表します。
ご高覧いただき、ご高評賜れば幸いです。

大橋由直「イースト ヒルズ 402」

父のこと、母のこと。
彼らが身につけていたもの。使用していたもの。持ち歩いていたもの。

太陽があって空気があって現前するものたちへ意識を向けてみる。

ただある。この空間に残されたものたちから発せられた光の束の一粒一粒からは、わたしの知らない、けれどもわたしのことを静かに物語っていた。

田上周治「within a historical context」

大正から昭和初期の日本人写真家の作品に惹かれる。彼らの心象を追体験したい。これが本展制作の動機である。

柳沢武志「紗悠~苦悩、そして静かに輝く~」

モデルの紗悠さんの絵、身体の奥底から湧き出てしまったものを描かざるを得なくて描いた絵、苦悩をまとって漂っている絵、その絵を紗悠さんの身体に戻したい、そう思って作り上げたポートレート作品を展示します。

【後期】

勝谷雄一 「true/false」

ウソとホントの間に身を潜め、見えない何かに縋る自分を暴かれた。
写真がぼくに返す答えはいつだって正しい。

上村俊貴 「BED MAKER」

齊藤智子「nostalgia」

時の流れと共に変わっていく空港。私に見えたのは、新しさと切なさでした。忘れたくない光景をここに残します。

福浦秀一「まちの面影」

頭にこびりついた、匂いの記憶を手繰るように、生まれた「まち」の面影を探した。

 

■ デジタルラボ Papyrusについて

ふげん社母体の渡辺美術印刷株式会社が運営するデジタルラボ。写真表現のあり方と印刷 の未来を皆さんと一緒に考える実験室です。 Canon PRO-4000 など大判サイズまで対応したインクジェットプリンターや、高精細フィ ルムスキャナー「FLEXTIGHT X5」、 Photoshop 完備の iMac が揃った教室などの設備を 有しています。出力設備のレンタル、写真にまつわる教室を開講しています。

デジタルラボ Papyrus

104-0045 東京都中央区築地 1-8-4 築地ガーデンビル 3F

http://papyrus-labo.jp/

 

■ 2019年度デジタル写真ワークショップ スタンダード・アドバンスクラス同時開講【講師:新納翔】

2019年6月から約半年をかけて「2019年度デジタル写真ワークショップ」を開講いたします。今年はレベル別に【スタンダード】【アドバンス】2クラスを設けて、それぞれ8名ずつの受講生を募集いたします。

Papyrusでのワークショップは、受講生8名の少人数制で、一人一台キャリブレーションされたiMacを完備、色評価用蛍光灯を使用した教室で、デジタル表現を学ぶための最適な環境でご受講いただけます。
10回の講義後、ふげん社のギャラリーにて修了展を開催できる特典つきです。
また、授業内だけでなく、授業外においてもオンラインのフォーラム上でいつでも講師の指導を受けられる体制になっております。

両クラスともデジタルカメラで撮影している方を対象としております。
経験不問、やる気と意欲のある方のご参加をお待ちしております。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

https://papyrus-labo.jp/workshop/

 

■講師プロフィール

新納 翔

1982 年横浜生まれ。 麻布学園卒、早稲田大学理工学部にて宇宙物理学専攻するも奈良原 一高氏の作品に衝撃を受け、5年次中退、そのまま写真の道を志す。2009 年より中藤毅彦 氏が代表をつとめる新宿四ツ谷の自主ギャラリー「ニエプス」でメンバーとして 2 年間活動。以後、川崎市市民ミュージアムで講師を務めるなどしながら、消えゆく都市をテーマに東京を拠点として撮影を続け現在に至る。新潮社にて写真都市論の連載「東京デストロ イ・マッピング」を持つなど、執筆活動も精力的に行なっている。写真『PEELING CITY』 を 2017 年ふげん社より刊行。