2018/02/02(金) 築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会 第四回 終了しました Event このたび「築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会 第四回」を、2月2日(金)に開催いたします。 「築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会」は、隔月で開催している浪曲会です。 今回は、関戸勇写真展「視線の先」(1/23〜2/3)の開催を記念してのスペシャル公演!! 関戸さんが地元・北鎌倉で力を入れていらっしゃる北鎌倉史跡研究会(緑の洞門を守る会)の地域活動を、一太郎さんがオリジナル浪曲に仕立てた「浪花節だよ洞門は」を含む2席をご披露いただきます。 浪曲は現代の日本人が忘れがちな義理人情の心を伝える、いわば日本のミュージカル。浪曲は初めてという方も、ぜひお気軽に足をお運びください。 また、浪曲会の前には関戸勇写真展クロージングパーティを開催し、「北鎌倉史跡研究会」共同代表の出口茂さんと鈴木一道さんよりお話を伺います。 今回も盛りだくさんのプログラムで、素敵な夜になること間違いなしです。 みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。 ■開催概要 築地で名調子!東家一太郎 ふげん社の会 第四回 日時:2018年2月2日(金) 18時〜 関戸勇写真展クロージングパーティ、「北鎌倉史跡研究会」共同代表の出口茂さんと鈴木一道さんのお話 19時〜 東家一太郎 浪曲会 出演:東家 一太郎 (浪曲師)、東家美(曲師) 参加費:1,500円(ドリンク付) ※要予約 ※浪曲会のみのご参加も可能 《東家一太郎 ふげん社の会 第四回 プログラム》 一、「笑いたっぷり浪曲道場〜これであなたも浪曲通♪4」 浪曲の魅力をお客様も一緒に発見する浪曲道場第4弾。楽しくうなれば心も身体も元気になります‼︎ 一、「浪花節だよ洞門は」 JR北鎌倉駅、下り線ホームの中ほど、すぐ脇にあるトンネル「緑の洞門」。洞門のある風景を守ろうという人達の情熱。北鎌倉には素晴らしい自然や歴史が普通にそこにある!その奇跡を浪曲で、バージョンアップしてお届け致します。 一、「恩讐藤戸渡り」 藤戸の合戦で手柄を立てた源氏の大将、佐々木盛綱。時は流れ、病床の盛綱の屋敷を見舞う医師和気常光。二人の間には戦さが生んだ、悲しい秘密の因縁があった。 鎌倉が舞台の、恩讐を越えた人間ドラマをお送り致します。 ■緑の洞門とは? 円覚寺や紫陽花で有名な明月院などの観光客でにぎわう「JR北鎌倉駅」。駅の東側にある尾根に80年以上前に作られた小さな手彫りのトンネルがある。このトンネルは「緑の洞門」と呼ばれ、北鎌倉へ訪れた人が一番最初に目にする鎌倉の風情が感じられる古き良き景観であり、地元の人にも日々の通り道として愛されるスポットだった。 しかし、鎌倉市がこのトンネルを崩落の危険があるとして通行止めにし、尾根を切り開くという方針を明らかにした。これ以降、洞門は二年半にわたりずっと塞がれている状態である。 「緑の洞門」を残すため地域住民が立ち上がり「北鎌倉史跡研究会(緑の洞門を守る会)」を結成。二万人を超える署名を集めた。さらに会の働きによって、文化庁から「(トンネルが存在する)尾根は国史跡である円覚寺の西側の境界として室町時代から認識されているため文化財として保存すべき」との見解も得ることができた。しかし、一部地権者の円覚寺・雲頂菴によってトンネルの保存は反対され、今もこう着状態となっている。 この問題は新聞やニュース番組でも大きく取り上げられ話題となった。 ◉「北鎌倉史跡研究会(緑の洞門を守る会)」 2017.10.12日付「朝日新聞」 ■プロフィール 東家一太郎さんと美(みつ)さん 浪曲師 東家 一太郎 (あずまや いちたろう) 生年月日:1978年10月8日 出身地:東京都 新宿区 百人町 出身校:早稲田大学第一文学部日本文学専修 卒業 浪曲と三味線のあうんの呼吸に魅了され、 2007年7月、二代目東家浦太郎門下に入門。浅草木馬亭ほか、自身の勉強会などで活動している若手浪曲師。古典だけに留まらず、新しい浪曲を自作。浪曲の魅力を知らない世代にも親しまれる芸を目指して浪曲芸の色々な可能性に挑戦中。 相三味線(曲師)をつとめるのは奥様、東家美(みつ)さん。夫が浪曲師、妻が曲師という夫婦の浪曲コンビは現在、一組だけです。 観客を魅了するご夫婦の息の合った掛け合い、夫婦で紡ぐ浪花節は必見です!