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2021/06/06(日)

夏の連続上映会
トヨダヒトシ「NAZUNA」
+トーク(聞き手:飯沢耕太郎)

終了しました
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©︎Hitoshi Toyoda

このたび、コミュニケーションギャラリーふげん社は2021年6月に「トヨダヒトシ映像日記/スライドショー 夏の連続上映会」を開催いたします。

トヨダヒトシは、プリントでもなく、写真集でもない、35mmフィルムのスライドショー上映という形でのみ活動を続ける写真家です。1993年からニューヨークを拠点に、映写機を自ら操作して上映するライヴ・スライドショーという形式で長・短編の映像作品を発表し始めました。2012年に日本に拠点を移しています。

トヨダヒトシは、日記をつけるように身の周りを写し、写真を暗闇の中に映し出しては消していくことで、常に変化し続ける生命、世界、あるいは時間といったものに向き合い続けています。虫や植物など、かそけきものたちへの視線は「祈り」のようであり、いつの時代にあっても同じ営みを淡々と続けるその在り方は、修行僧の姿とも重なります。

この度の連続上映会は、7日間にわたって開催されます。新作を含む3作品の上映と、上映後に写真評論家の飯沢耕太郎さんをゲストにお招きして作品を紐解くギャラリートークを開催します。また、初めての試みとして、トヨダ作品に共鳴したアーティスト4名(川島小鳥、川瀬一絵、黒川武彦、元田敬三 (五十音順))が自身の短編作品を持ち寄り上映するスライドショー・セッションも開催いたします。

人々が集い、暗闇に浮かび上がる同じ光を見つめる体験は、不思議な連帯を生むと同時に、生物としての原初的感覚が呼び覚まされます。人が時間と場所を共有することで初めて完成するトヨダ作品は、他者との交わりという人間の営為そのものであり、それがまた新たな光を産む契機となることでしょう。皆さんの参加をお待ちしております。

 

■開催概要

トヨダヒトシ映像日記/スライドショー

2021年6月 夏の連続上映会

6月6日(日)  15:00開演(14:45開場)

「NAZUNA」+ギャラリートーク(聞き手:飯沢耕太郎(写真評論家))

15:00〜16:40 NAZUNA

17:00〜18:00 ギャラリートーク(配信あり) ※詳細はこちら

参加費:2500円

ギャラリートーク・オンライン配信:1000円

定員:25名

主催・会場:コミュニケーションギャラリーふげん社

〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12

TEL:03-6264-3665

 

■お申し込み方法

ふげん社のオンラインストア(https://fugensha-shop.stores.jp/)からチケットをご購入ください。

★観覧チケットのご購入はこちら

★トークのオンライン配信チケットはこちら

※定員制のイベントです。キャンセルされる場合は、開催日の3日前までにご連絡ください。それ以降のキャンセルにつきましては、ご返金致しかねますのであらかじめご了承ください。

※お問い合わせは event@fugensha.jp もしくは03-6264-3665まで

 

■上映作品紹介

NAZUNA(2004-2021 / 100min / 35mm slide film / silent)

9.11.01 / うろたえたNY / 11年ぶりの秋の東京を訪れた / 日本のアーミッシュの村へ / アフガニスタンへの空爆は続く / ただ、/ やがて来た春 / 長くなる滞在 / 写真に撮ったこと、撮れなかったこと、撮らなかったこと / 白く小さな / 東京 / 秋 / 雨 / 見続けること

「The Wind’s Path」の終わりからひと月半後のブルックリンの裏庭からはじまる、1年数ヶ月の日々を綴った長編スライドショー

 

■上映スケジュール

◉6月4日(金)  19:00開演(18:45開場)

トヨダヒトシ「The Wind’s Path」

参加費:2000円

◉6月5日(土)  18:00開演(17:45開場)

Slide show Session「6月の6人の6つの光」 第一夜

川島小鳥、川瀬一絵、黒川武彦、トヨダヒトシ、元田敬三

参加費:2500円

◉6月6日(日)  15:00開演(14:45開場)

トヨダヒトシ「NAZUNA」+ギャラリートーク(聞き手:飯沢耕太郎)

参加費:2500円

ギャラリートーク・オンライン配信:1000円

◉6月10日(木)  19:00開演(18:45開場)

Slide show Session「6月の6人の6つの光」 第二夜

川島小鳥、川瀬一絵、黒川武彦、トヨダヒトシ、元田敬三

参加費:2500円

◉6月11日(金)  19:00開演(18:45開場)

Slide show Session「6月の6人の6つの光」 第三夜

川島小鳥、川瀬一絵、黒川武彦、トヨダヒトシ、元田敬三

参加費:2500円

◉6月12日(土)  18:00開演(17:45開場)

トヨダヒトシ新作「タイトル未定」1

参加費:2000円

◉6月13日(日)  18:00開演 (17:45開場)

トヨダヒトシ新作「タイトル未定」2 ※6/12と同じ作品を上映

参加費:2000円

 

■プロフィール

ゲスト:飯沢耕太郎(写真評論家)

写真評論家。きのこ文学研究家。1954年、宮城県生まれ。1977年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。主な著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書1996)、『デジグラフィ』(中央公論新社 2004)、『きのこ文学大全』(平凡社新書 2008)、『写真的思考』(河出ブックス 2009)、『キーワードで読む現代日本写真』(フィルムアート社 2017)、『きのこ文学ワンダーランド』(DU BOOKS 2013)などがある。

トヨダヒトシ Hitoshi Toyoda

ニューヨークで生まれ東京で育つ。1993年以来ニューヨークを拠点にし、ブロードウェイ沿いの駐車場やチャイナタウンの公園、教会、劇場といったパブリック・スペースにおいて映写機を自ら操作して上映するライヴ・スライドショーという形式での長・短編の映像作品を発表し始める。2000年より日本でも東京都現代美術館、世田谷美術館、ヴァンジ美術館、神奈川県立近代美術館、タカ・イシイギャラリーなどでの上映の他に、山奥の廃校になった小学校の校庭、横浜トリエンナーレ2014、あるいは米国各地の映画祭など、一貫してライブ形式による上映を続けている。2012年より拠点を日本に移す。

Website http://www.hitoshitoyoda.com/

 

■コロナウィルスの感染予防対策について

当館では会場の衛生管理に細心の注意を払い営業しております。

会場内の換気や、不特定多数が接触する場所(階段の手すり、ドアノブ、スイッチなど)のアルコール消毒をおこないます。

お客様には下記の点をご協力下さいますようお願い申し上げます。

・発熱や風邪症状、体調に不安がある方はご来店をお控えください。

・受付時に検温と手指消毒のご協力をお願いいたします。

・マスクの着用など咳エチケットにご協力をお願いいたします。