2020/04/02(木) - 2020/04/26(日) 水越 武 写真展日本アルプスのライチョウ 終了しました Exhibition ★緊急事態宣言発令のため、4月8日以降は時間短縮営業中★ OPEN 12:00-18:00 CLOSE 月曜日 ©Takeshi Mizukoshi このたび、2020年4月2日(木)〜4月26日(日)まで、水越武写真集「日本アルプスのライチョウ」(新潮社)の刊行記念写真展を、コミュニケーションギャラリーふげん社にて開催いたします。 弊ギャラリーでは、2015年「天上のモノクローム」、2018年「MY SENSE OF WONDER」につづき3度目となる水越武個展のテーマは、「ライチョウ」です。 世界的に活躍する山岳写真家である水越が、山岳と並んで常に追い求めていたもうひとつのテーマがライチョウでした。 高山の厳しい環境で、ひっそりと力強く生きる彼らの姿を、誰よりも山を愛し、誰よりも山を知る水越が、自身を投影するかのように、約半世紀、ライチョウたちの生態を撮影しました。 ライチョウをテーマにした二作目の著書である新刊『日本アルプスのライチョウ』(新潮社)は、ライチョウの生態のみならず、日本アルプスの生き物を拒絶するような厳しい高山の環境に目を向けて編集されました。高山部の森林限界に生息するライチョウにとって温暖化の影響は深刻であり、健気に生きるライチョウが第二のトキとならないよう、思いを込めて綴られています。 本展では、ライチョウと四季折々の日本アルプスの美しい風景写真26点を展示いたします。 また、4/4(土)には東京都写真美術館の関次和子さんをお招きしてトークショーを開催いたします。 プロローグ 長い歳月をかけて大陸から日本列島にやってきたライチョウは、約13,000年前、氷河期が終わると高山に追い上げられた。その後、日本アルプスの厳しい環境に適応し、ひっそりと力強く生き続けてきた。 日本アルプスの四季のダイナミックな移り変わりとその繊細な表情を、彼らの生態を通して捉えてみたいと考えるようになって久しい。その夢を私なりにこのような形で実現することができた。 ここ数十年の間にライチョウは生息数を減らし、国の定める絶滅危惧IB類(近い将来、野生での絶滅の危険性が高い)に指定されてしまった。 ライチョウの危機は、世界に類を見ないほど多様な命を抱える美しい日本アルプスの危機でもある。 ライチョウたちの安泰を祈りたい。 2020年3月25日 水越武 ©Takeshi Mizukoshi ©Takeshi Mizukoshi ■開催概要 水越武写真集「日本アルプスのライチョウ」刊行記念展 2020年4月2日(木)〜4月26日(日) 緊急事態宣言発令のため、4月8日以降、時間短縮営業中 OPEN 12:00-18:00 休廊:月曜日 会場:コミュニケーションギャラリーふげん社 〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12 TEL:03-6264-3665 MAIL:info@fugensha.jp https://fugensha.jp 【関連イベント】 ●トークショー 水越 武×関次和子(東京都写真美術館 学芸員) 4月4日(土)14:00−15:30 参加費1000円(ご予約制) お申し込み先→ event@fugensha.jp 03-6264-3665 →ご予約のお客様のみ10名限定で開催いたします。トークの様子は当店のInstagramアカウントでライブ配信いたします。当日の運営方針について詳しくはこちらをご覧ください。 ●オープニングレセプション 4月4日(土)16:00−18:00 参加自由 →4月4日(土)16:00から予定しておりました「オープニングレセプション」は新型ウィルス感染症の拡大を受け、中止にいたします。 ●ナイトギャラリー 4/10(金)、4/24(金)は、21:00まで営業時間を延長します。 ※コロナウィルスの感染予防対策について 当館では会場の衛生管理に細心の注意を払い営業しております。 会場内の換気や、不特定多数が接触する場所(階段の手すり、ドアノブ、スイッチなど)のアルコール消毒をおこないます。 お客様には下記の点をご協力下さいますようお願い申し上げます。 ・発熱や風邪症状、体調に不安がある方はご来店をお控えください。 ・入口で消毒液での手指消毒をお願いいたします。 ・咳エチケットにご協力をお願いいたします。 対策について詳しくはこちらをご覧ください。 ■書籍紹介 水越武写真集「日本アルプスのライチョウ」 撮影・文:水越武 解説:中村浩志(信州大学名誉教授) A4変形判(218x200mm) ハードカバー/フルカラー120頁 5,500円(税別) ※会場で販売いたします。 ※ウェブストアでもサイン入りを販売しております。 都内ではふげん社のみが取り扱いをしている田淵行男が愛した安曇野(監修・水越武)もあわせてどうぞ。 ■プロフィール 水越武 Takeshi Mizukoshi 1938 年愛知県豊橋市生まれ。 東京農業大学林学科中退後、1965年から田淵行男に師事し写真を始める。 北アルプス、南アルプス、ヒマラヤなど、国内外の高峰から日本の原生林、熱帯雨林などの撮影において高い評価を受ける。 主な著書に、『日本の原生林』(岩波書店)、『わたしの山の博物誌』(新潮社)、 『真昼の星への旅』(新潮社)、『最後の辺境ー極北の森林,アフリカの氷河』(中央公論新社)などがある。 主な受賞歴に、土門拳賞、芸術選奨文部科学大臣賞などがある。 国際的にも高く評価され、作品は国内外の博物館、美術館にも収蔵されている。